新潟発、加湿器で5年連続日本一の会社の正体

新潟発、加湿器で5年連続日本一の会社の正体

LXシリーズ

仕事柄、いろいろな家電を目にします。ある時、いろいろな加湿器をチェックしているとき、思わず手が止まりました。そのモデル、設計はごくありきたりのハイブリッドタイプの加湿器で、超高性能というわけではありません。が、作りが良いのです。箪笥でいうと、職人が吟味した桐で作った総桐箪笥とでもいうべきでしょうか? 日本の良き品質がビシッと詰め込まれたモデルでした。

 先日レポートしたVAIOのパソコンの品質(『ソニーから独立した「VAIO」が復活できた本当の理由』)は、コンセプトから求められた高品質。それとは違うのです。この加湿器、品質、特に成型精度がいいのです。

■二つの品質

 一口に「品質」と言いますが、大きく2つに分かれます。一つは「設計品質」。こちらはそのコンセプトに合わせた、必要な機能を維持するために必要な品質です。素材、外寸、重さ、他、全部設計で規定されていますので、守らなければ意図した商品にならない品質です。

 もう一つは「製造品質」です。例えば、樹脂を成形した場合、ゆがみ、寸法ズレが生じるときがあります。それを見込んで設計するので、「設計品質」を守れば機能的には問題は発生しません。

 製造品質は、それらのズレをトコトンなくします。想定されたズレどころが、設計値そのものに合わせるということです。

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