リフォームブームの仕掛け人が語る「新築信仰に変化あり!」

リフォームブームの仕掛け人が語る「新築信仰に変化あり!」

ハプティックによってリノベされた部屋

「このところ、住宅を持たないというトレンドが強まっていると思います」

 そう話すのは、賃貸マンションやオフィスのリノベーションを行うグッドデイズホールディングス代表取締役の小倉弘之さん(39)。東大経済学部を卒業後、大手ゼネコンに就職し、そのころ住んでいた賃貸マンションの部屋が、あまりにも味気なく感じたため、大家さんと交渉して自前で部屋をリフォームした。温かみのある雰囲気を出すために、床を天然の無垢材に張り替えるなどした。小倉さんの転居後もこの部屋が人気だと聞いたことで、ひらめくものがあった。

 「時代のニーズに合っていないことで有効活用されていない住宅ストックを再生することで、より多く活用されるようになるはず」と、起業を思い立った。しかし、自分には経営の経験がない。まずは事業計画や経営ノウハウを学ぶため、ボストンコンサルティングに転職。ノウハウを身に着けて2009年、起業した。

 小倉さんが立ち上げたビジネスモデルはこうだ。バブル期から1990年代に流行したワンルーム・単身者向けのユニットバス住宅などをはじめとして、現在のニーズに合っておらず、借り手がつかない物件に注目した。

■他社よりも2割程度安い施工

 そこで賃貸マンションに特化することで、間取りをパターン化したり、建材の大量発注や自社大工による施工などによりコストを省き、天然無垢床にこだわった飽きのこないデザインでありながら他社よりも2割程度安い施工を実現した。

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