シュワちゃんとグレタさんとテスラの不思議な関係



 今回のグレタさんの旅に対し、当初は自らが所有するハマーEVを貸すことも考えたそうだが、車体が大きいゆえに継続走行距離も長くない、しかも運転しにくいハマーよりも、テスラモデル3がふさわしい、ということになった。

 ところでシュワちゃんと言えば、軍用車だったハマーの市販化に力を貸した人物としても有名だ。ターミネーター・ガイはやはりタフな車、と言わんばかりに黄色いハマーは長くシュワちゃんの代名詞でもあった。そしてハマーと言えば燃費の悪いガソリン食いの車で、そのことで批判されもした。

 しかし、その後シュワちゃんはEVの大ファンとなり、今度はハマーのEVモデルをスペシャルオーダー。ハマーそのものは2010年に製造中止となったが、故郷オーストリアの企業に依頼してハマーのボディにEVモーターを組み合わせたものを作り出し、愛車にしている。この他にもメルセデスベンツGクラスEVも所有しており、すっかりEVの魅力にはまっているようなのだ。

 米国内の報道によると、シュワちゃんはグレタさんに「米国に来た時に何か困ったことがあったらいつでも相談してほしい」と言っていたようで、今回グレタさんから国内での移動についての相談があり、手を貸した、ということらしい。

 幸い米国内には横断や縦断をするのに十分な数のテスラスーパーチャージャーステーションが存在する。グレタさんはゆっくりと自分で運転しながら各地を回り、南を目指す旅を続ける。ニューヨークの後はいったんカナダに入り、海洋哺乳類の保護センターを視察、次はアイオワ州を目指した。そこでグレタさんと同様に環境問題についての社会の変革を訴える中高生の集会に合流し、スピーチを行うなど、活動に力を貸した。

続きは WEDGE Infinity で

前へ 1 2

関連記事(外部サイト)