『TRICK』『20世紀少年』を仕掛けたプロが忘れられぬ高校時代

『TRICK』『20世紀少年』を仕掛けたプロが忘れられぬ高校時代

岡崎高校正門

『TRICK』シリーズや映画『十二人の死にたい子どもたち』の堤幸彦、『モテキ』やNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』の大根仁、『ROOKIES』『義母と娘のブルース』の平川雄一朗など、気鋭の演出家が所属する、オフィスクレッシェンド代表の長坂信人さんは、1970年に名古屋の東海中学に進み、そのまま内部進学を果たした。

 ところが、高校2年で岡崎高校(岡高)に転校、76年に同校を卒業している。実は東海高1年時3学期の期末試験のタイミングで停学処分を受け、そのままでは進級できなくなった。

 そこで岡崎高校の補欠募集に応じ、2年から入学できたというのが真相だ。長坂さんは両校を愛し、双方の同窓会にも積極的に関わっているが、にしても、岡高は「救世主のような存在」だという。実に義理堅くも、岡高への感謝をこの場で表したいとおっしゃるので、出陣願った次第だ。

■徳川直参旗本の血筋

 そう。長坂さんにはそんな侍スピリットが流れている。そもそも長坂家といえば、三河の松平家(後の徳川家)に仕えた直参旗本の血筋。先祖の長坂血鑓九郎(信政)の武具は岡崎城内に展示されてもいる。初代様から数えて長坂さんで21代目。厳しい祖母からも、そう言い聞かされて育ったという。

  「小学校は地元の愛知教育大学附属(岡崎小)に通いました。

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