中国の強硬姿勢が際立った建国70周年パレード

中国の強硬姿勢が際立った建国70周年パレード

Katsapura/jgroup/iStock / Getty Images Plus

10月1日、北京では、中華人民共和国建国記念70周年を祝う軍事パレードが行われた。パレードの様子を見ると、東風41、東風17、新爆撃機、超音速兵器などが登場し、中国の軍事大国化を見せつけるものであった。中でも、巨大なDF41ミサイル は、10弾頭を搭載可能なICBM(大陸間弾道弾ミサイル)で、米国本土をも攻撃する能力を持つもので、注目された。

 習近平主席の国力を鼓舞する言動にも圧倒された。人民服姿の習近平は、「如何なる勢力も偉大な祖国の地位を揺るがすことは出来ない。如何なる勢力も中国人と中国の発展を阻害することは出来ない」と述べた。

 中国がやっているような軍事力拡大は時代錯誤にしか思えない。巨大な人口を擁する中国が今のような価値観を持って世界に影響力を持つような世界にしてはならない。その前に中国をエンゲージし、中国を変えていくことが重要である。今や中国を封じ込めることは出来ない。批判的なエンゲージメントしかない。国慶節80周年あるいは2049年の中国はもっと違った国になっていることを期待したいものだ。

 ケ小平が改革開放を打ち出して以来の中国の発展は誠に驚異的なものであった。しかしその後、胡錦濤政権や習近平政権は、対内政策においても対外政策においても政策を強硬化している。国内での融和、国際協調の重視がこれからも中国に多大の利益をもたらすと思われるが、現在の習近平政権はケ小平の路線を否定してきている。

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