聖地化恐れ、隠れ家を完全破壊、バグダディの遺体は海に水葬

聖地化恐れ、隠れ家を完全破壊、バグダディの遺体は海に水葬

バクダディ氏の死亡を発表するトランプ大統領(REUTERS/AFLO)

米メディアによると、米特殊部隊に追い詰められ、自爆して果てた過激派組織「イスラム国」(IS)の指導者アブバクル・バグダディの遺体はイスラムに則った葬儀が行われた後、海に水葬された。米軍は潜伏していた建物も爆撃で完全に破壊しており、死亡した場所や埋葬場所がISの聖地になることを防ぐための措置を急いだ。

■潜伏していたのはアルカイダ司令官の家

 バグダディは26日の米特殊部隊の急襲の際、軍用犬に追われてトンネルで自爆し、遺体はバラバラになった。部隊は遺体の一部をDNA検査による身元特定のため持ち帰り、バグダディと確認された後、遺体は水葬のため運ばれたようだ。水葬海域は明らかにされていない。

 2011年に国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディンが米特殊部隊によって殺害された後も、その遺体は水葬に付された。今回もビンラディンの前例に倣った措置であり、イスラム教の慣行に基づき丁重に埋葬したことをアピールすることで、報復を抑えたいとの配慮があると見られている。

 ニューヨーク・タイムズによると、バグダディが潜伏し、死亡後に米空爆で完全に破壊された建物はシリアのアルカイダ系のテロ組織「フラス・アルディン」の司令官アブ・モハメド・サラマの家だったという。サラマ自身の生死は不明だが、この組織は主要なアルカイダ系組織「シリア解放委員会」(旧ヌスラ戦線)から昨年分かれた分派。

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