ボリビア大統領選挙の裏の構図

ボリビア大統領選挙の裏の構図

26日モラレス大統領に抗議するラパス市民(REUTERS/AFLO)

ボリビアで10月20日に行われた大統領選挙の結果が確定した。モラレス大統領の四選が決まり、さらにもう一期、5年、政権を担うこととなった。しかし、ここに至るまで国内は騒然とした。否、今なお、結果を不服とする反政府勢力がラパス市内に繰り出し一帯はただならぬ雰囲気が立ち込める。米州機構(OAS)、EU等、国際社会は決選投票実施の上、改めて国民の信を問うべきだ、とする。

 現地時間24日、最高選挙裁判所が発表したところでは、開票率99.9%、モラレス氏47.08%で、対する元大統領のメサ氏36.50%だった。問題となったのはこの両者の票差だ。

 大統領選挙規則によれば、第一回投票で、第一位候補者が40%以上を得票し、かつ、第二位候補者との間に10ポイント以上の差がある時、決選投票を行わず選挙結果が確定する。

 メサ氏にとり、決選投票に持ち込めるか否かが決定的であるのは、決選投票になれば野党勢力を糾合しモラレス氏に勝利する可能性が大きいと見られているからだ。

 20日の時点で、開票作業未了ながら決選投票必至との見方が大勢だった。ところが、ここで急に開票作業が中止される。一日たった翌21日夕刻、開票作業は再開されたが、残りの開票が進むうち、急遽情勢が一転、選挙は第一回投票で決着、決選投票なしとされた。一体、丸一日もの間、何があったのか、そもそもどうして開票作業が中止されたのか。

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