バグダディ、アルカイダに用心棒代、潜伏先特定は腹心の裏切り

そのうち、同紙がコピーを掲載した18年夏の1枚は金額が7000ドルで、ISの拠点のあったシリア東部から避難してきた“兄弟たち”のための拠点作りのためとされている。このことから、「フラス・アルディン」がバグダディの用心棒としての役割を担うと同時に、敗北したIS戦闘員の逃亡をビジネスとして請け負っていたと見られている。

 「フラス・アルディン」はシリアのアルカイダ系組織の中では小規模ながら最凶の組織として米国がその動向を追跡していたグループだ。シリアのアルカイダ系組織で最大の組織は「シリア解放委員会」(旧ヌスラ戦線)で、その勢力は約3万人。こうしたアルカイダ系組織はトルコ支援の反政府勢力と混在する形で、最後の拠点、北西部イドリブ県を根城にしている。

 バグダディが潜んでいたトルコ国境に近いイドリブ県のバリシャ村の隠れ家は「フラス・アルディン」の司令官モハメド・サラマの邸宅だったと伝えられている。米軍は26日の急襲作戦後、この建物を空爆で完全に破壊した。サラマの生死は不明だ。

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