セ・リーグも導入間近?DH制の意外な効用と問題点

セ・リーグも導入間近?DH制の意外な効用と問題点

(Artur Didyk/gettyimages)

そろそろセ・リーグもパ・リーグに倣ってDH(指名打者)制にするべきか。それとも、野球はあくまでも9人でやる原則を守るべきなのか。日本シリーズで巨人がソフトバンクに初戦から4連敗した今年のシーズンオフ、いま改めてセ・リーグのDH制導入が議論の的になっている。

 ここ10年、日本シリーズで日本一となったのはセが僅か1回(2012年巨人)、パが7年連続を含む9回(うち6勝がソフトバンク)。今年で15回目を迎えたセ・パ交流戦も、パの1位12回、勝ち越し14度に対して、セは1位3回、セ3度と大きく水を空けられている。

 かくも長らくパ高セ低≠ェ定着している原因を、「DH制にあり」と分析しているセ球団関係者は多い。投手ではなく指名打者が打線に入るパは、攻撃力でセに勝る。また、レギュラーシーズンの公式戦でそういう強力打線と勝負しているパの投手も当然、セ以上のパワーをつける。だから、これだけ実力格差≠ェ広がったのだ、というわけだ。

 そうした中、巨人・原辰徳監督が声を大にしてDH制の採用を訴えた。ソフトバンクに敗れた翌日の10月24日、読売新聞東京本社を訪ね、山口寿一オーナーに今シーズン終了報告を行った直後のことである。

 「(セも)DH制は使うべきだろうね。DH制というのが(あるから)相当、(パに)差をつけられている感じがあるね。

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