体脂肪は「少なければ少ないほどいい」わけではない

体脂肪は「少なければ少ないほどいい」わけではない

(sefa ozel / iStock / Getty Images Plus )

ハロウィンやクリスマスがあっても、日本人にとって最大のイベントは、昔も今も「お正月」。家族が集い、無事に新しい年を迎える喜びを分かち合う。それは1年で最も「飲み食い」が盛んになるときでもある。そこで、気になるのが体重管理。体脂肪の増加は健康にどのくらい影響を与えるのだろうか?

■体脂肪の役割は「エネルギー貯蔵」「身体の保護」

骨・筋肉・血液等々、私たちの体組織は健康状態や寿命と深く関わっている。体脂肪もその1つだ。一般的に、健康的に好ましい体脂肪率は、男性は10%〜19%、女性は20〜29%程度(この数値はBMI【※1】とは違うので間違えないように!)。成人女性は、妊娠や出産があるので、自分自身あるいは胎児を守るために男性よりも体脂肪を多く蓄えていると考えられている。

体脂肪はエネルギー貯蔵という重要な機能を果たしているだけではなく、身体を保護するという役割も担っている。近年では、生活習慣病を誘発する肥満の原因であるとして、体脂肪が嫌われる傾向にあるが、「少なければ少ないほどいい」というものではけっしてない。30〜40年ほど前までは、多くの日本人が、充分な食べ物を得られないために「必要量の体脂肪」を確保できない不健康な状態にあった。もちろん、そのときの日本人は「長生き」ではなかった。

経済的に豊かになると(日本人だけではなくどこの地域の人であっても)食生活が充実してきて、体重も増えてくる=体脂肪が多くなる。

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