不名誉リストに名を連ねることになったトランプ

不名誉リストに名を連ねることになったトランプ

(REUTERS/AFLO)

米下院本会議は18日、トランプ大統領のウクライナ疑惑について、「権力の乱用」と「議会妨害」があったとして、賛成多数で大統領を弾劾訴追した。表決は賛成反対が民主、共和両党でくっきり色分けされており、深刻化する政治の「対立と分断」を浮き彫りにした。弾劾訴追された大統領は史上3人目。上院では無罪になることが確実視されているが、トランプ氏も不名誉リストに名を連ねることになった。

■共和党が“トランプ党”に

 下院本会議は両党の議員がそれぞれ賛成、反対の立場から議場で演説した後、採決に移った。トランプ氏の弾劾訴追の理由は、個人的な政治利益のため国家安全保障を無視して「大統領権限を乱用」したこと、下院調査に応じないよう政府職員らに指示して「議会妨害」したことの2点だ。訴追決議案はトランプ氏が大統領にとどまれば、憲法への脅威であり、弾劾・罷免に当たるとしている。

 採決はまず、「権力乱用」から行われ、賛成230、反対197の賛成多数で可決された。次いで、「議会妨害」の採決に移り、賛成229反対198で可決、弾劾が決まった。注目された造反議員について、民主党からは「権力乱用」で2人、「議会妨害」で3人が弾劾に反対票を投じた。

 共和党からは両条項とも弾劾賛成の造反議員はいなかったが、「議会妨害」については2人が棄権した。

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