富山でeスポーツが盛んなワケ

富山でeスポーツが盛んなワケ

「ファボーレ富山」で開催されたeスポーツ大会。多くの買い物客が足を止めて観戦していた

ゲームはプレイするだけではなく、観戦するという一面が注目され始めた。

 PCゲームを用いて対戦形式によって勝敗を決めるeスポーツが近年、海外を中心に注目されている。日本においても、2019年の「いきいき茨城ゆめ国体」の文化プログラムに選ばれ、47都道府県の予選を勝ち上がった「選手」が競うなど、「競技スポーツ」としての認知が高まっている。日本eスポーツ連合の試算によると、18年に約44億円だった国内eスポーツ市場は、22年までに倍増するとの見通しだ。

 国内でeスポーツ熱が高まる中、地方におけるeスポーツ振興の「先進モデル」と称されているのが、富山県だ。そこにはゲームで地域を巻き込む秘策≠ェあった。

■”オール富山”で挑め地域を巻き込む活性術

 富山県は競技団体や地元テレビ局と組んで、19年9月に5G実証実験を兼ねた「Toyama Gamers Day 2019/5G COLISEUM」を高岡市で主催した。会場は北陸新幹線新高岡駅から徒歩10分の県内最大級のイベントホール。2日間で大会参加者、来場者含め約3500人が集まった。また、約700人の大会参加者(プレイヤー)のうち4割が県外からの参加だ。

 大会主催者であり、県内におけるeスポーツ振興の仕掛け人である富山県eスポーツ連合の堺谷陽平会長は、同イベントについて「”オール富山”にこだわった。

1 2 3 次へ

関連記事(外部サイト)