外国人富裕層は日本の何に不満なのか?

外国人富裕層は日本の何に不満なのか?

外国人に人気な北海道ニセコのスキー場(maccj/gettyimages)

「1泊数十万円かかっても日本文化の最高峰を実感したい」、という外国人富裕層や日本の大手企業の幹部研修などに限定した文化体験サービスを提供しているエクスペリサス(東京都渋谷区、丸山智義社長)というベンチャー企業がある。これまで、日本の旅行代理店は団体や個人旅行では存在感を発揮してきたが、富裕層に満足してもらえるような旅行プランは提案できていなかった。そこでインバウンドを中心に、本物の日本文化を体験できる「貴方だけの旅行プラン」で顧客をつかもうとしている。

■プライベートな至福体験

 日本を代表する観光地の京都には一般の観光客は入れない格式の高い神社や寺が多くある。めったに入れない名刹の体験ツアーを組み入れ、有名寺院を特別に貸し切りにして夜景を堪能してもらったり、京都の超一流伝統文化を凝縮した茶道、京料理、能楽などを組み込んだプランや、日本を代表する禅寺住職の講話を聞くものなどを用意している。大手の旅行代理店ではここまで内容の濃いコンテンツを組み込むのは至難の業だ。文字通りプライベートな至福体験によって日本文化に触れてファンになってもらい、体験後に口コミで周辺の富裕層に広がることを狙っている。

 年間数百組規模にまでする計画で、日本人と外国人の半分ずつを予定しているという。一組のツアー料金が一晩100万円以上する場合もあるが、得難い体験ができることを思えば、富裕層にとっては法外に高い値段ではないようだ。

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