人材≠ェ変えたFC今治のクラブ経営

人材≠ェ変えたFC今治のクラブ経営

FC今治のホーム最終節には、地域住民ら多くが詰めかけた

FC今治がJ3昇格の条件をクリアし、Jリーグ昇格を決めた。昨季J3への昇格を目標に戦ったものの、年間総合5位に終わりその思いが断たれた。サポーター、スタッフ、選手が念願の舞台へ向かうため、シーズンに挑んでいた。その思いが詰まった「行くぞJ!」のキャッチフレーズが描かれた横断幕は街中に立てられていた。

 5年前までは誰も予期していなかったJ3昇格という目標。今季は昇格だけでなく、優勝という二文字を目指して挑んだシーズンでもあった。その目標には一歩届かなかったが、これからJ3という新たな舞台が待ち受ける。その前に地域リーグの一クラブであったFC今治がどのように経営的マインドを養っていったのかその歩みに迫る。

 前身は1976年に社会人サッカーチームとして発足し、同じ愛媛県の愛媛FCのセカンドチームを経て、2012年から今の名前を関するようになった。四国の地域リーグに所属していたこのサッカークラブが全国的に話題となったのが2014年10月。元サッカー日本代表監督の岡田武史氏が突如オーナーに就任したのだ。日本サッカーの進化のために「型」を作るという思いを念頭に置いた挑戦だった。サッカークラブを強くするということだけではなく、「地域と共に、日本を元気に」という思いも込めている。

 これだけ現場での実績を持った存在がオーナーとなる例は珍しい。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)