あなどれないeスポーツの集客力、街の賑わい作りに貢献

あなどれないeスポーツの集客力、街の賑わい作りに貢献

「トヤマゲーマーズデイ2019」で行われた富山県の市長同士の対戦
(写真提供:TOYAMAKEN ESPORTS RENGOU)

220インチの大型ビジョンに映し出されているのは、2人のプレイヤーの対戦風景。窮地に立たされた一方が起死回生の技を繰り出し、会場全体がどよめく。プロの実況にも熱が入り、買い物客も思わず足を止め見入っている。

 これは富山市の大型商業施設「ファボーレ富山」で開催されたeスポーツ大会の様子だ。週末には1日約7万人の買い物客が行き交う同施設で、2019年11月24日、リニューアルオープンの記念イベントとして行われた。偶然通りかかった60代男性は「実況解説のおかげでルールが分からなくても楽しめる。『ゲームは家でやるもの』といったイメージが変わった」と感想を述べた。小学生の息子と観戦しにきた主婦は「この子は運動が苦手。eスポーツならチームを組んで友達と一緒に大会に出場できると聞いた。熱中できるものを通じて友達とコミュニケーションをとってくれたらうれしい」と語る。

 PCゲームを用いて対戦形式によって勝敗を決めるeスポーツ。22年のアジア競技大会の正式種目として採用が決まり、24年のパリ五輪の新種目候補にも挙がっている。国内では19年の「いきいき茨城ゆめ国体」の文化プログラムに選ばれ、47都道府県の予選を勝ち上がった「選手」が競うなど、「競技スポーツ」としての認知が国内外で高まっている。日本eスポーツ連合の試算によると、18年に約44億円だった国内eスポーツ市場は、22年までに倍増するとの見通しだ。

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