「物件価値を見える化」で不動産業界に革命を起こす

「物件価値を見える化」で不動産業界に革命を起こす

(lucadp/gettyimages)

日本の不動産、戸建ての場合20年も経てば、上物の価値がなくなり、マンションでも入居した瞬間に数百万円価値が下がる、などとまことしやかに言われる。実際、日本の不動産市場は新築が圧倒的で、中古の流通は2割もない。しかし、新築か中古か、あるいは築年数だけで価値が決まるのは変な話だ。築年数が経っていても、大事に、丁寧に管理された物件はきちんと評価されるべき。そんな不動産価値の見える化を行う企業がある。

■芸人の世界からの転身

 SOUSEIテクノロジー(東京都港区)の乃村一政さんは、吉本興行所属の元芸人だった。24歳まで研鑽を積んだものの夢かなわず、その後、不動産業界に転身した。奈良県の戸建て販売を行う不動産会社に就職し、「土地の仕入れ、住宅の設計など、一通りの経験をさせていただきました」という。

 元芸人ということもあり、「人にどう伝えるか?」ということには、関心が高かった乃村さんは、不動産業界のマーケティングのあり方に疑問を抱いたという。といのも、マスへのアプローチ一本やりだったからだ。「とにかく、地域に配達する新聞の折り込み広告を出しておけば大丈夫というものでした」。

 「でも、本当に費用対効果はあっているのだろうか?」と乃村さんは疑問に思い、「Webを使ったアプローチをしてみませんか?」と提案したものの、相手にされることはなかった。

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