ギリギリの賭けだった攻撃作戦、イラン、ソレイマニ司令官の抹殺の内幕

ギリギリの賭けだった攻撃作戦、イラン、ソレイマニ司令官の抹殺の内幕

ソレイマニ司令官の殺害を抗議する人々(AP/AFLO)

イラク当局者が一緒なら中止、いなければ決行―。米ニューヨーク・タイムズなどが伝えるところによると、米軍のイラン革命防衛隊「コッズ」のカセム・ソレイマニ司令官の攻撃作戦は土壇場まで確認作業が必要な危険な賭けだった。戦争の引き金となるかもしれない作戦の綱渡りぶりが明らかになった。

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 同紙やワシントン・ポストによると、米政権内でソレイマニ司令官の抹殺が真剣に検討され始めたのは、昨年12月27日、イラク北部キルクーク近くの軍事基地がロケット弾攻撃を受けた後からだ。この攻撃で、米軍事企業の米国人1人が死亡、米兵4人が負傷した。米国はイラクの民兵組織「カタエブ・ヒズボラ」が実行したとして報復爆撃、戦闘員ら25人を殺害した。

 このロケット弾攻撃の背後にはソレイマニ司令官が介在していると確信した政権は司令官の居場所を特定するため監視・追跡を開始。監視・追跡には、秘密の情報員網や電子機器、偵察機などあらゆる手段が動員された。ソレイマニ司令官を抹殺することのメッセージは明確だった。「もし、米国が今行動しなければ、彼らは今後も自由にできると思うだろう」。

 米当局者らはトランプ大統領がイランと戦争をしたくないと繰り返していたことを懸念するとともに、攻撃がイランとイラクから報復を招くリスクがある「大きな賭け」だと認識していた。

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