「スポーツで地方創生」成否を分ける鍵 横浜DeNA初代社長・池田純氏インタビュー



 地域に”プロ”や、野球、サッカーといったメジャースポーツがなくても、その地域で行われているスポーツがあれば、地域活性化の核になる。サーフィンやロッククライミングなど地域特有の自然を生かしたスポーツがあるなら、それは立派な核になる。

 しかし、注意しないといけないのは、あくまでも競技ありき、マーケットありきで考えることだ。例えば、地域に閑古鳥が鳴いているハコモノがあるからといって、それを活用するためにプロチームを誘致し、施設と地域を活性化させようという安易な考えは既に時代錯誤。そうした発想は本末転倒であり、失敗の典型である。あくまでも、地域に潜在し、根付く可能性の高いスポーツを核に据えることが大切だ。

 また、昨今のマラソンブームにのって各地でマラソン大会が乱立しているようだが、外需(地域外のランナー)頼みでは、他の地域の大会にランナーを奪われた時に大会が存続できなくなる。やはり、地域の人が主役でなければならない。

 さらに、”プロ”があったとしても、スポンサー企業に過度に依存した経営をしている場合は要注意だ。企業の業績が傾くと、チームの存続も揺らいでしまうからだ。

 スポーツによる地域活性化に持続性を持たせるためには、行政、民間、競技団体それぞれが健全経営することが大前提になる。

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