左傾化が進むアメリカと11月大統領選

左傾化が進むアメリカと11月大統領選

(iStock.com/flySnow/Purestock)

戦後、自由主義経済を謳歌してきたアメリカが、じわじわと左傾化しつつある。トランプ政権下で加速したとの見方もある。右寄り体質を鮮明にしてきた共和党は果たして、11月の大統領選と議会選挙で有権者の心をつなぎとめることができるのかーー。

 「民主党は左傾化してきた。しかしアメリカ全体も同様に」

 米ワシントン・ポスト紙は昨年11月28日付で、こんな見出しで始まる特集記事を掲載した。カリフォルニア大学サンディエゴ校社会学部のレイン・ケンワージー教授が第一部、第二部に分けて論じたもので、具体的データを挙げ、アメリカが過去数十年の間に着実に左傾化してきたことを立証、さらにこうした傾向が今後も続く理由についても説明している。

 記事の概要は以下のようなものだ:

 「民主党は今世紀最初の10年は、他の豊かな先進諸国同様、中道右派の路線を踏襲してきたが、2012年以降、左傾化し、2020年大統領選の同党候補者たちはバイデン氏含め、前回大統領選時よりさらに左寄りにシフトしつつある。しかし、これは民主党に限ったことではない。過去数十年の間に、文化的、社会的諸問題に関し国全体が左傾化してきた」

 「多くの識者は、アメリカが進歩派と保守派間で絶えざる“文化戦争”を繰り返してきたとしているが、これは的を射たものではない。

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