疑うべき米中貿易合意



 12月13日の米政府発表等によれば、合意の概要は次の通りである。 

?文書は全体で86頁、「はじめに」と「おわりに」を含めれば9項目。

?知的所有権の章は、企業秘密、医薬関係知財、位置情報、商標、偽物防止措置につき規定する。

?技術移転の章は、不公正な技術移転に関する中国の義務につき規定。中国は技術移転の強要を終了し、技術窃取のための海外投資をしない。

?農業の章は、構造障害や中国の米産品の輸入拡大、米産品に対する非関税障壁につき規定。

?金融サービスの章は、銀行、保険等サービス貿易に対する貿易・投資障壁につき規定。

?通貨、マクロ政策の章は、競争的通貨切り下げ等不公正な通貨操作の回避、透明性確保などにつき規定。

?貿易拡大の章は、製品、農水産品、エネルギー、サービスにつき中国は向こう2年の間に 2017年の年間輸入額(1700億ドル)を最低 2000 億ドル上回る輸入をする。この対米輸入の趨勢は 2021年後も続くことが期待される。

?紛争解決の章:実施と紛争解決につき規定。定期的な二国間協議の場(幹部、事務両レベル)を設置する。紛争解決手続きを設置、双方に双方が適当と考える対応均衡措置をとることを認める。

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