「自衛措置を完了」とイラン外相、戦争沈静化へトランプ氏にボール

「自衛措置を完了」とイラン外相、戦争沈静化へトランプ氏にボール

米軍基地へのミサイル攻撃に喜びの声をあげるテヘラン市民(REUTERS/AFLO)

イラン革命防衛隊が8日未明、イラクの米軍基地を十数発の弾道ミサイルで攻撃したことで戦争拡大への恐れが一気に高まった。攻撃はソレイマニ司令官殺害の報復。しかし、イラン側は「均衡の取れた自衛措置は完了」(ザリフ外相)とメッセージを送り、矛を収める姿勢を示した。トランプ大統領は間もなく声明を発表する。緊張緩和か激化か。すべては大統領の決断にかかっている。

■双方とも戦争拡大を回避か

 米メディアなどによると、イラン側の報復攻撃の可能性は7日午後2時(米東部時間)ごろまでに、米政権内部で確信に変わった。トランプ大統領の安全保障チームは攻撃の3時間半前にはホワイトハウス地下の状況作戦室に集まった。大統領もギリシャ首相との会談の後、作戦室に合流した。

 予期したようにイランのミサイル攻撃が行われた後、米兵らに被害が出たかどうかが最大のポイントになった。甚大な死傷者が出ていれば、速やかに報復しなければならなかったためだ。大統領はイランから報復があれば、イランの文化施設など52カ所を標的にすると警告してきた。

 被害があったかどうかは確定していないが、大統領は「すべて大丈夫だ。被害状況を点検しているが今のところ良い方向だ。われわれには世界のどこにでも、最強の装備された軍隊がいる」とツイートした。しかし、イランのメディアは米側に死傷者が出たと伝えているとされる。

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