再エネがあれば中東紛争も気にしなくて良い?日本の未来は明るい?

再エネがあれば中東紛争も気にしなくて良い?日本の未来は明るい?

(kudou/gettyimages)

お正月、いつものように「ながら族」で仕事をしながらテレビを見ていたところ、あるニュース番組が「再生可能エネルギー」の特集をしていた。ニュース番組のアナウンサーが各地の再エネ事業を取材したものだ。木材を活かすビジネスで移住者が増えた町、水力発電で潤う町などを特集していた。アナウンサーと取材班は、再エネ関連の本を近々出版するようだ。

 番組の後半では、ドイツの電力供給の半分ほどが風力、太陽光発電などの再エネになったことに触れ、日本も恵まれている再エネ資源を活かせば、20兆円近い化石燃料輸入代金も減少し大きな節約が可能になると示唆するような数字も流れていた。再エネにより地域に収入が入り豊かになれば少子化も止まるかもしれない。だが、そんなうまい地域創成が再エネを利用することで簡単にできるのだろうか。この番組が触れていない落とし穴がありそうだ。

 再エネが化石燃料資源消費量と輸入代金を大きく削減可能ならば、中東での紛争が日本へのエネルギー供給に直接影響を与える事態も少なくなり、日本もホルムズ海峡封鎖の可能性などをさほど心配しなくてもよくなるかもしれない。そんなことが近い将来実現するのだろうか。先ず、日本のエネルギー供給の状況を米国、欧州と比較しながら考えてみたい。

■ホルムズ海峡を気にしなくても大丈夫なのか

 米国がイラン革命防衛隊の司令官を殺害したことから、イランばかりかイラクでも米国への抗議活動が広がっているようだ。

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