過剰な白鵬バッシングが大相撲の新時代到来を遅らせている実情

いや、もしかしたらワーワーとイチャモンばかりつける反白鵬派の人たちにあえて見せつけるためにかち上げと同様、どうせ「汚い」などと文句をつけるであろう張り差しを使ったのかもしれない。

 案の定、ネット上でも初日白星スタートの白鵬に対し平常運転≠フごとく毎度のバッシングが沸き起こっている。その中には「相手も白鵬と同じようにかち上げや張り差しをお見舞いしてやればいい」というような内容の書き込みもあった。

 ただ無作為に白鵬を叩くための主張としては賛同できないが、その提言自体には同意できる。白鵬と対戦する相手の多くは飲み込まれてしまい、自分の相撲を取れないまま負けてしまう。それならばかち上げや張り差しを逆に食らわせるぐらいの強い気持ちで、無双横綱に自分が必ず土をつけてやるという気概を持ってほしい。心底、そのように思う。 

 ちなみに恒例行事のように繰り返されている白鵬バッシングに筆者は正直、辟易している。こう言うと反白鵬の人たちから批判が沸き起こるだろうが、一向に構わない。裏で起こっている事実には触れず、万人受けを狙って白鵬叩きに奔走することのほうがよっぽど危険だからだ。先場所、横審が荒々しい取り口に「品がない」「見苦しい」などと苦言を呈していたのも茶番である。そもそも以前から明確なルールもないグレーゾーンを日本相撲協会の諮問機関がわざわざ掘り起こして「何も分かっていない白鵬は悪い」と決めつけ、世間に印象付けてしまうようなことこそ「品がなく見苦しい」と考える。

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