過剰な白鵬バッシングが大相撲の新時代到来を遅らせている実情



 そんなに文句があるならば諮問機関の権力を行使し、かち上げや張り差しを明確にルールで禁止するように協会へもっと積極的に働きかけ、行動を起こしていくべきだ。それでも実際のところルールを犯していないから現状では白鵬を止められない。それが証拠に外野からメディアを使い、四の五の文句をつけるだけだ。おそらく横審の本音としては長らく頂点に君臨し続けている無双横綱の足を引っ張り、モンゴル出身力士ではなく何とか日本人横綱の時代を築き上げたいのであろう。だから、その苦肉の策として「白鵬=悪の権化」という印象操作≠乱発しているとしか見えない。

 ただ、これは一応功を奏している格好と言えるだろう。近年、白鵬が右ひじに巻いているサポーターについても「相手に見舞うエルボー≠フ威力を倍増させるため、こすらせるなどして負傷させるためである」「実は凶器≠ェ入っている」などと、とんでもないフェイクニュースがネット上や一部メディアによって広まり、まことしやかに浸透しつつあるのもその一例だ。

 力士たちと接している本物≠フ大相撲関係者や、まともに現場で取材しているメディアならば大半が白鵬のサポーターに関して「古傷となっている右ひじのケガを予防するためのもので、加齢も伴って装着するようになった」という正しい認識を持っている。いまさら、くどくどとそんな当たり前のことをここで説明するのも実にバカバカしい限りだ。

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