トランプがイラン司令官殺害で得たものとは?

トランプがイラン司令官殺害で得たものとは?

10日、オハイオ州トレドで行われた集会会場に入場するトランプ大統領(AP/AFLO)

今回のテーマは、「トランプがイラン司令官殺害で得たもの」です。ドナルド・トランプ米大統領は1月9日(日本時間午前1時半ごろ)、ホワイトハウスでイランの報復攻撃に関して、米国民に向けて約9分間の演説を行いました。翌10日、中西部オハイオ州トレドで支持者を集めた集会を開き、そこでも演説をしています。

 この2つの演説を聞くと、トランプ大統領がイランのカセム・ソレイマニ司令官殺害によって何を得たのかが分かります。そこで本稿では、トランプ氏が獲得したものを中心に述べます。

■演説の入り方と終わり方

 対イラン演説は現地時間の午前11時半ごろに始まりました。ところが、トランプ大統領は「グッド・モーニング」と米国民に呼びかけてから演説を行うのではなく、いきなり「私が米大統領である限り、イランに核兵器を決して所有させない」と、強くクギを刺しました。通常でれば、米大統領は「グッド・モーニング」ないし「グッド・イブニング」と述べてから、演説を開始します。

 異例な入り方でした。それだけイランに対して圧力をかけて、軍事的報復を抑えたかったのでしょう。「強い指導者」を見せつけました。

 演説の最後もトランプ流がにじみ出ています。トランプ氏は「イランの人々と指導者にすばらしい未来があることを望んでいる」と述べて締めくくりました。

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