トランプが選んだ「キリスト教福音派と極端な選択肢」

トランプが選んだ「キリスト教福音派と極端な選択肢」

(AP/AFLO)

今回のテーマは、「キリスト教福音派と極端な選択肢」です。米メディアによれば、ドナルド・トランプ米大統領がイランのカセム・ソレイマニ司令官殺害を選択したとき、国防総省の職員は驚きを隠せなかったといいます。

 トランプ大統領はどのような状況下で「極端な選択肢」を選ぶのかが、ソレイマニ司令官殺害で、はっきり見えてきました。そこで本稿では、トランプ氏が極端な選択肢を受け入れる状況を分析します。

■「支持基盤崩壊」の回避

 トランプ大統領の支持基盤であるキリスト教福音派から、昨年12月「トランプ罷免発言」が飛び出しました。ウクライナ疑惑におけるトランプ大統領の言動は、不道徳であると言うのです。この発言にトランプ氏は、敏感に反応しました。

 再選の選挙において、キリスト教福音派の影響力を無視することは不可能だからです。

 2006年2月に南部テキサス州サンアントニオで設立された福音派団体「イスラエルを支持するキリスト教徒連合(CUFI:Christians United for Israel)」には、800万人のメンバーが所属しています。同団体は、オバマ政権の「イランとの核合意」反対及び「エルサレム大使館移転」賛成の立場をとっており、反イラン色を強く打ち出しています。

 米メディアによれば、同団体の創設者でテレビ伝道師のジョン・ハギー氏は、イランのマフムード・アフマディネジャド前大統領をヒトラーと比較して、同国への軍事攻撃を求めたことがありました。

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