イタリア人が好む、価値観が真逆の2人のリーダー

イタリア人が好む、価値観が真逆の2人のリーダー

art12321/iStock / Getty Images Plus

イタリア人に最も好まれているリーダーは誰か――。同国の世論調査会社「デモス」が昨年末に発表した調査によると、国内権威者に右派政党「同盟」党首のマッテオ・サルビーニ氏、世界的権威者にローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が選出された。

 国内のリーダーとして、サルビーニ氏は21%と圧倒的な人気票を集めたが、不人気票も劣らず、34%と最高を記録した。2位は、ジュセッペ・コンテ首相の12%だった。

 一方、国際的なリーダーに選ばれたフランシスコ教皇は8%と低い数字だが、最高をマーク。2位は、環境活動家グレタ・トゥンベリさんの5%だった。

 この結果から、イタリア人は、価値観が極端に異なるリーダー2人を選んでいると判断できる。

 「同盟」のサルビーニ氏は、反欧州連合(EU)、反グローバル主義、反移民・難民などを唱え、極右の政治家として「欧州で最も危険な人物」と称されている。だが同党の国内支持率はトップで、30%を超える。

 昨年8月まで副首相兼内相だったサルビーニ氏は、同年7月に難民131人の入国を拒否。カターニア裁判所は、調査を始めていた。しかし同氏は「裁判をやるならそれでもいい。私には数百万人ものイタリア人が味方についている」と誇示した。

 対するフランシスコ教皇は、カトリック教会のトップに君臨し、前者とは正反対の理念やイメージを普及する。

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