「知らなくていいコト」週刊誌記者・吉高由里子をめぐる謎

「知らなくていいコト」週刊誌記者・吉高由里子をめぐる謎

(microgen / gettyimages)

「知らなくていいコト」(日本テレビ・毎週水曜午後10時)は、吉高由里子が演じる、週刊誌「イースト」記者・真壁ケイトが自らの出生の謎に苦悩する心理ドラマである。シングルマザーだった、映画評論家で字幕翻訳家の杏南(秋吉久美子)がクモ膜下出血で急死する直前、ケイト(吉高)の父親について謎の言葉を残す。

 ケイトをめぐる恋模様が、彼女の苦悩と癒しの物語にからみあう。脚本は、「セカンドバージン」(2010年・NHK)や「大恋愛〜僕を忘れる君と」(2018年・TBS)などをてがけた大石静である。ケイトの心の揺れを感じさせるセリフの数々もドラマの魅力である。

 母・杏南は、テレビ番組の収録中に倒れ、病院に運ばれ、職場から駆けつけたケイトに、「あなたの父親はキアヌ・リーブスだ」と告げて逝ってしまう。遺品を整理していたケイトは、杏南とキアヌ・リーブスが肩を寄せ合っている写真をみつける。

 遺品のなかからみつけた、もうひとつの重要なものは、杏南の大学卒業論文とファイルのフォルダーに閉じられるように残っていた指輪だった。論文はジョン・スタインベックに関するものだった。指輪を購入した宝飾店にあたると、杏南に贈った男性の名前は、乃十阿徹(のとあ・とおる、小林薫)だった。

 乃十阿という名前に記憶があったケイトが、スマーフォンの検索サイトで調べると、スタインベック研究を専門にしていた、大学教授であり、キャンプ場で2人の死亡者がでたほか多数の負傷者も発生した無差別殺人犯であることがわかった。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)