大物が仕掛ける「ビデオストリーミング・ベンチャー」の正体

大物が仕掛ける「ビデオストリーミング・ベンチャー」の正体

メグ・ホイットマン氏(REUTERS/AFLO)

■HPの元CEOと、ドリームワークス元CEO

 CESの基調演説の中で注目を集めたものの中にQuibiという企業がある。Quibiは2018年に設立されたビデオストリーミングのベンチャー企業だが、創設者がジェフリー・カッツェンバーグ氏、さらにCEOに就任したのがメグ・ホイットマン氏なのである。カッツェンバーグ氏はディズニースタジオのプロデューサーとしてヒット作を連発、その後ドリームワークスのCEOに就任した。ホイットマン氏はHP社のCEOとして知られ、eBayでもCEOを務めた。

 この2人がタッグを組む、すなわちハリウッドとシリコンバレーの融合であり、どんな事業展開が行われるのか、設立当初から話題を呼んできた。実際のサービス開始は今年4月が予定されているが、テクノロジーとエンターテイメントがもたらす新しい動きとは何なのか。

 Quibiの基調演説では、まずカッツェンバーグ氏が登場してQuibiのサービス概要を説明。スマホとタブレットのみをプラットホームに想定したビデオストリーミングサービスで、長くて6分程度のショートビデオ配信が中心となる。なぜショートビデオなのかについて、同氏は「移動の途中、待ち時間など、空いた時間を使って完結したストーリーが見られることのメリット」を挙げた。中断しなくて済むストレスを考え、現代の人々のライフスタイルに最も適したストリーミングがショートビデオだと考えたという。

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