大物が仕掛ける「ビデオストリーミング・ベンチャー」の正体



■「ビデオ・オン・ザ・ゴー」

 同氏によると、2012年には18−44歳の米国人が1日平均スマホでビデオ視聴する時間は平均で6分だったが、17年には40分、そして19年には80分に増加、今年以降は5Gの導入によりこの数字はさらに増えると予測されている。QuibiとはQuick Biteを組み合わせた言葉で、短くても内容の濃い映像を届けることで、「ビデオ・オン・ザ・ゴー」(外出先で気軽に楽しめるビデオ)の普及を目指す。

 次に登場したホイットマン氏は、Quibiが他のビデオストリーミングサービスと異なる点は、最初からモバイルプラットホームのみに焦点を当てていること、それにより「スマホに収められた小型テレビ」ではなく、従来とは異なるエンターテイメント経験を提供できることだと語った。

 これを説明するために、同氏はテレビの黎明期に言及した。ラジオからテレビへと飛躍的な成長を遂げたのだが、初期にはテレビで何を写すべきかが分からず、アナウンサーが登場し、ニュースを読み上げる、というスタイルだった。現在のスマホによるビデオストリーミングはそれと同じであり、単にテレビで写す内容をスマホ画面に取り込んでいるに過ぎない。

 しかしスマホにはGPS、カメラ、タッチスクリーンなどの機能がある。これを活かして、全く新しいモバイル向けのエンターテイメントを作り出せないか、というのがQuibiを始めた理由なのだという。

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