日米台3者関係強化の好機、中国への対抗、日本は具体策急げ

日米台3者関係強化の好機、中国への対抗、日本は具体策急げ

(AP/AFLO)

台湾の蔡英文総統の再選を祝福した日米英各国に中国がかみついた。一つの中国≠フ原則に反するのだという。しかし、台湾は中国の一部という主張に従えば、台湾総統は中国の地方当局者≠ナあり、祝意を表して何が悪いーということになろう。これに対して、中国は何と答えるか。

 中台統一≠フ目論見が当面潰えたことによる中国の動揺の表れとみることもできようが、バカげた抗議はともかく、圧倒的勝利で蔡政権の基盤が強化された今回の選挙は、中国に対抗するための「日米台」結束強化への絶好のタイミングだ。日本政府は具体策検討を急ぐべきだろう。

■「台湾の指導者」は「中国の指導者」!?

 選挙結果が判明した今月11日夜、茂木敏充外相は、蔡氏の当選を祝福し、「台湾はわが国にとって基本的な価値観を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する重要なパートナーであり、大切な友人」と関係の重要性を強調する談話を発表した。そのうえで、「台湾をめぐる問題については当事者間の対話により平和的に解決されることを期待する」と、武力統一≠燻ォさない中国をけん制した。 

 米国のポンぺオ国務長官も「(中国からの)容赦のない圧力にさらされながら、中台関係の安定維持に取り組んできた」と蔡総統を称賛、中国に皮肉をあびせた。
 
 中国外務省の耿爽副報道局長は選挙翌日、外務省のウェブサイトで「台湾の選挙は中国の一地方の問題だ。

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