トランプが提唱する「リベラル派に議論で勝つ方法」

トランプが提唱する「リベラル派に議論で勝つ方法」

(REUTERS/AFLO)

今回のテーマは、「トランプは2020年米大統領選挙をどう戦うのか」です。トランプ陣営は19年12月末に「リベラル派に議論で勝つ方法」(https://www.snowflakevictory.com/)をウェブサイトに掲載し、早くも支持者の理論武装を図っています。

 そこには、「強い経済」「移民問題」「公平な分担」「貿易交渉」「医療保険制度改革」「支持層の拡大」「減税」「弾劾」「ジョー・バイデン」「社会主義」「経済と環境の両立」「エネルギー政策」の12項目に関するアピールポイントが整理されています。しかも、トランプ一族及び支持者が登場して、12項目を解説するプロモーションビデオ付きである点が特徴です。

 そこで本稿では、12項目のうち5項目を取り上げて、トランプ大統領が20年米大統領選挙でどう戦うのかを分析します。そのうえで、今回の大統領選挙の見どころを視点を変えて述べます。

■強い経済

 言うまでもなく、12項目の中でトランプ大統領の最大の武器は「強い経済」です。「リベラル派に議論で勝つ方法」には、米経済は史上50年間で最も好調であり、トランプ大統領が就任してから700万人の新規雇用が生まれたと記述されています。新規雇用には、50万人以上の製造業及び約400万人の女性の雇用が含まれています。しかも失業率は、3.5%で低水準です。

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