トランプ大統領の娘が提唱する「履歴書」のアプリ化

トランプ大統領の娘が提唱する「履歴書」のアプリ化

CESに搭乗したイヴァンカ氏(REUTERS/AFLO)

今年のCESの基調演説の中で最も注目を集めた、と言っても過言ではないのがイヴァンカ・トランプ氏の登場だろう。現大統領の娘であり、大統領補佐官を務める人物が選挙イヤーに、しかも大統領への弾劾裁判が始まろうという直前にこうしたイベントで基調演説を行う、というのは中々興味深いことだった。

 演説のタイトルは「The Path To The Future Of Work」(将来の雇用への道筋)で、内容としてはトランプ大統領のキャンペーンの文言「Make America Great Again」(再び米国を偉大な国家へ)が雇用の面で成功を収めたことを強調する、というものだった。

 まずイヴァンカ氏は自らが政権で行ってきた役割を「規制を緩和し、企業がより多くの人材を雇用するよう奨励してきたこと」であるとし、その結果として今日「1億6000万人が何らかの形で働いており、これは米国史上で最大の雇用数」だとした。また昨年新たに雇用された人の実に73%が「サイドライン」、つまり学生や主婦など、これまで雇用市場に存在しなかった人々であることも伝えた。

 この理由としてイヴァンカ氏は「米経済が好調で、高賃金が保証され、企業も新たな雇用を促進しているため」と語った。しかし、米労働省の統計によると昨年末の時点で正規雇用の数は1億1800万人であり、同氏が主張するのは非正規、パート、季節労働などを全て合わせた数だということが分かる。

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