プロは高校野球の投球間隔を見習え



 しかし、そうしたルールの変更が行われるたびに、私のような50代以上のファン、長老格のプロ野球OB評論家は異を唱えてきた。「コリジョンルールのおかげで、以前のようなスリリングでエキサイティングな見せ場が失われた」「申告敬遠はかつて巨人・クロマティや阪神・新庄剛志が敬遠された球を打ち、サヨナラタイムリーヒットにして見せたようなドラマを奪った」というのである。

 では、今回のワンポイントリリーフの禁止により、どのような野球の醍醐味が失われるのか。すぐに思い浮かぶのは、野村克也が阪神監督時代の1999〜2000年、ファンとマスコミを沸かせた遠山・葛西スペシャル≠ナある。

 当時、阪神でリリーフ左腕の切り札だった遠山奬志の登板中、代打などで右打者が出てくると、野村監督は右アンダースローの葛西稔にスイッチ。遠山は一塁に回り、葛西が右打者を打ち取ったらベンチに下がって、次の左打者の打席でふたたび遠山が一塁からマウンドに戻る、という継投法だ。

 逆に葛西が一塁を守ったり、葛西の代わりに伊藤敦規を挟んだりと、野村継投は様々なバリエーションを見せ、テレビや新聞にとっては格好の話題となった。当然のことながら、こういう継投が行われる試合は接戦が多く、誰もが固唾を呑んで成り行きを見守った。

 まだ地上波で放送されていたフジテレビの『プロ野球ニュース』では、解説者が様々な論評を加えていたものだ。

関連記事(外部サイト)