プロは高校野球の投球間隔を見習え

ノムさんは「弱者の兵法」と謙遜していたが、平成のプロ野球を振り返るのに欠かせない名場面として記憶されている。

 来年からワンポイントリリーフが禁止されれば、もうこういう野村マジック%I継投は見られない。野村監督以降20年、こういう戦法を好んで使った監督はいなかったから、すでに廃れた作戦とも言える。が、それでもルールとして禁じ手にされると、時の流れと一抹の寂しさを感じないではいられない。

 それにしても、こんな新ルールを導入したからといって、どれほど試合時間が短くなるのだろう。ちなみに、時間短縮のために申告敬遠が導入された前後の平均試合時間は導入前の2017年が3時間8分(9回のみ)、3時間13分(全試合)。導入後の18年が3時間13分(9回のみ)、3時間18分(全試合)と、逆に長くなっている。19年は3時間16分(9回のみ)、3時間21分(全試合)と、さらに延びた。

 これは18年から導入された、監督が審判にビデオによるリプレー検証を要求できるリクエスト制度の弊害でもある。とりわけ微妙な判定の確認に時間がかかるため、投手が4球投げる手間と時間を削ったぐらいでは効果がなかったらしい。

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