「テセウスの船」タイムスリップした竹内涼真は父の冤罪をはらすか



 死刑囚となった文吾(鈴木亮平)は、逮捕後から一貫して無実を訴えていまも収監中である。心(竹内)に対して、由紀(上野)は、文吾の無実を信じているという。「あなたのおとうさんだから」と。

 由紀が生前に無差別殺人事件について、新聞記事などをまとめていたノートが残された。「無差別殺人事件が起きる前から、音臼村では不思議な事件がたくさん起きているの」というのが、由紀の遺言となった。少女の変死、失踪、老人が亡くなった火災……。

 音臼村を訪れた心の目の前に広がっていたのは、廃村であり、殺人事件の現場の小学校も跡形もなく、慰霊碑だけだった。そのときに、心は霧に包まれて、タイムスリップした。無差別殺人事件が起きる半年前の時点である。

 由紀(上野)が残したスクラップが貼られたノートをもとに、心はさまざまな事件を未然に防ごうとする。その延長線上に、父・文吾(鈴木亮平)がかかわったとされている、無差別殺人事件も阻止できると、心は考えている。

 「テセウスの船」の交換する部材を、ひとつひとつの事件とすると、事件が防止されたとき、全体としての過去はまったく違ったものとなるのか。あるいは、部材としての事件を交換しても、過去は変わらないのか。ドラマの最終回にかけて、いったいどのような心の家族の過去といまを観ることになるのだろうか。

続きは WEDGE Infinity で

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