ホワイトハウスは“ボルトン爆弾”を制御できるか

ホワイトハウスは“ボルトン爆弾”を制御できるか

(iStock.com/flySnow/Purestock)

米上院のトランプ弾劾裁判は来る5日の最終審理で、与党共和党多数が「大統領無罪」評決を下し、正式な幕引きを迎える運びとなった。しかし、同党の反対により証言の機会を失ったジョン・ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が、近く出版予定の暴露本やメディア・インタビューなどを通じ、今後どんな行動に出るか、ホワイトハウスはその一挙手一投足に神経をとがらせている。

 弾劾裁判で訴追側代表を務めてきたアダム・シフ下院情報特別委員会委員長はこれまでの審理を通じ、最終評決前に、ウクライナ疑惑の真相を知る重要参考人としてボルトン氏の証言を強く求めてきた。

 しかし、ミッチ・マコーネル上院院内総務ら共和党指導部は、証言は審理を長引かせるだけでなく、その内容次第では11月大統領選にもダメージを与えかねないとして、反対を表明、投票の結果、反対多数で証言要求を却下した。

 注目されるのは「喚問されれば証言する」としてきたボルトン氏側の今後の出方だ。

 同氏は、ウクライナ疑惑などに触れた『The Room Where It Happened: A White House Memoir』と題する暴露本を来月、出版を予定している。

 ニューヨーク・タイムズ紙はすでにこの本の草稿を入手、先月26日、31日の2回にわたり、核心に触れる内容の一部を報道した。

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