トランプのバイデン追い落とし成功か?予備選、過去も数々のドラマ

トランプのバイデン追い落とし成功か?予備選、過去も数々のドラマ

(phot705/gettyimages)

トランプ大統領の無罪評決、弾劾審議中の一般教書演説など民主、共和両党の対決色が先鋭化するなかで、アメリカ大統領選の候補者選びが始まった。緒戦、3月3日のアイオワ州党員集会は、民主党の集計がまる1日以上ずれ込み、翌日夜、中間集計がようやく発表されたときは、一般教書演説が行われているさなか、という異常事態だった。翌5日には、劾裁判が予想通りの結末で終結した。

 緊張、混乱が影響したわけでもあるまいが、若手のピート・ブティジェッジ氏が勝利、本命≠フバイデン前副大統領は4位にとどまる思いがけない結果となった。2月11日に予定されているニューハンプシャー州予備選に向けて、同氏はじめ有力候補が体勢を立て直すことができるか、それともブティジェッジ氏が台風の目となるのか。選挙の構図が大きく変わる可能性も見えてきた。

 過去の予備選をふりかえってみても、有力候補が脆くも脱落したり、無名の候補が本命に躍り出たりといったケースは枚挙にいとまがない。予備選は、後世の語り草になる政治ショーの舞台でもある。

■バイデン氏、失速の可能性も

 アイオワ州は候補者指名のために夏の党大会に送り込む代議員の数こそ少ないが、ここで勝利を収めれば、その後の選挙戦の弾みとなるため、伝統的に各候補は力を入れてきた。

 ブティジエッジ氏の勝因については、内外のメディアでさまざまな分析がなされているので、そちらに譲る。

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