「もう1つの外国人戦闘員」とは何か?

「もう1つの外国人戦闘員」とは何か?

(aruba200/gettyimages)

もう1つの外国人戦闘員ーー。

 外国人戦闘員、世界的なテロ情報をウォッチングする中でこの言葉を聞かない時はない。シリア内戦やイスラム国(IS)の出現によって、世界各国からシリア・イラクに集結する戦闘員の動向がクローズアップされるようになったが、今日までに戦闘員の国籍や目的、帰還戦闘員の行方などについてさまざまな統計や見解が示された。

 例えば、キングズカレッジロンドンのテロ研究機関ICSRは、2013年12月(ISが宣言される2014年6月以前)、少なくとも世界74カ国から最大1万1000人が戦闘員としてシリアに流入し、その多くは中東・北アフリカ出身者で占められるものの、西欧出身者も最大1900人に上るとの数字を公表した。

 米国の情報調査会社Soufan Groupも2015年12月、シリア・イラクに戦闘員として少なくとも世界86カ国から2万7000〜3万1000人が流入し、多い順にチュニジアが6000人、サウジアラビアが2500人、ロシアが2400人、トルコが2100人、ヨルダンが2000人と続く中、欧州からもフランスや英国、ドイツやベルギーなどからおよそ5000人が参加しているとした。

 また、帰還戦闘員について、Soufan Groupは2017年10月、少なくとも5600人が既にそれぞれの国へ帰還し、33カ国が同戦闘員の帰還を確認しているとする報告書を発表した。

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