「自分は元海軍少年航空整備兵であります」台湾軍国少年の愛国心

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旧日本総督府

4月25日。1919年に竣工した旧総督府(現総統府)を見学。受付で台湾語、中国語(普通語)、英語、日本語と案内言語別に観光客を分けていた。

 時間的に早かったため日本人観光客はオジサン1人だけ。日本語ガイドは退職後ボランティアをしている周さんである。この歴史的建造物では現在も蔡英文総統が執務している。

 築後100年であるが丁寧に補修されており、日本が去った後の台湾の歴代為政者が大切に保全してきたようだ。そして大日本帝国時代の歴代総督の事績、台湾の近代化に貢献した日本の農学者、建築家、植物学者、技術者などの業績が紹介されている。

 戦争や革命などで政権が変わると、新しい為政者は自分たちの正統性を強調するために前の時代を否定する事例が多い。イスラム原理主義を掲げるタリバンやイスラム国はイスラム教以外の文化を全否定して仏教遺跡や古代ローマ遺跡を破壊した。

 イランの国立博物館ではイスラム教以前の古代ペルシアの展示は説明もなく無造作に床に置かれていた。韓国でも日本の総督府は爆破され日本語起源の言葉を忌避するなど徹底している。

 日本統治下の史実を客観的(むしろ肯定的)に評価している台湾は異例なのかもしれない。

■サイクリング初日の熱烈歓迎 

 4月27日。

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