イラン議会選、保守強硬派が圧勝、トランプ氏の「圧力作戦」裏目に

イラン議会選、保守強硬派が圧勝、トランプ氏の「圧力作戦」裏目に

集計される投票用紙(REUTERS/AFLO)

2月21日のイラン国会(一院制、定数290)選挙は反米保守強硬派の圧勝となり、ロウハニ大統領を支える穏健派と改革派が惨敗した。ロウハニ政権が経済再建に失敗したことに対する国民の失望が反映された形だ。しかし、この結果は「最大限の圧力作戦」でイランを締め付けるトランプ政権の政策が裏目に出たことを意味し、両国の対立と緊張がさらに高まるのは必至。

■テヘランでは全議席を独占

 23日のイラン政府の発表によると、保守強硬派は首都テヘランなどの都市部を含め全土で万遍なく得票し、7割を超える議席を獲得した。最大の選挙区首都テヘランでは30議席のすべてを保守強硬派が独占した。2016年の議会選挙以来、穏健・改革派は122議席を保持していたが、大きく議席を減らすことになった。

 この保守強硬派圧勝の背景には3つの要因が考えられる。第一に、護憲評議会による事前の候補者資格審査で、穏健・改革派の多くがはねられたことだ。護憲評議会はイスラムの教義に照らして候補者の適格性を判断する機関で、保守派に牛耳られている。事前審査では、7000人以上がはねられたが、このうち穏健・改革派の現職90人が含まれ、再選のための立候補が認められなかった。

 この点について、米国のイラン問題担当のブライアン・フック代表は「イランでは、実際の投票前に事実上、秘密裏に選挙が実施された。

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