世界の株式時価総額が史上最大だが、不安点も。 日銀の異次元量的緩和の限界が近づいてきた!?

世界の株式時価総額が史上最大だが、不安点も。 日銀の異次元量的緩和の限界が近づいてきた!?

世界の株式時価総額が史上最大だが、不安点も。 日銀の異次元量的緩和の限界が近づいてきた!?の画像

世界の株式時価総額が史上最大だが、不安点も。 日銀の異次元量的緩和の限界が近づいてきた!?

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世界の株式時価総額が史上最大の76兆ドルに達しました。日経平均も先週末に久々の2万円台を回復しています。刺激的な金融メルマガ「闇株新聞プレミアム」最新号では、米国、欧州、日本、中国、新興国の各市場それぞれに、好調な株式市場の「死角」となり得る要素をチェックしています。今回の本連載はその中から、日本の株式市場で気にしておくべきポイントについて、闇株新聞の見方をご紹介します。

■日本株にとっての最大の懸念は量的緩和がブレーキがかかること

 現在の日本経済は、金融緩和・量的緩和を解除できる状態ではありません。しかし、どう考えても現行の「異次元」量的緩和と10年国債利回りをゼロ近辺に釘付けする金融政策には無理があり、早晩「何らかのブレーキ」が掛かってしまう可能性は否定できません。

 日銀の毎旬報告によると、5月末時点の日銀の総資産は500.8兆円で、初めて500兆円台となりました。

■日銀の総資産500.8兆円の内訳(2017年5月末時点)
【資産】国債427.2兆円(うち短期国債37.0兆円)
    貸付金44.4兆円
    ETF13.9兆円(取得原価)
【負債】日銀券(発行紙幣)99.5兆円
    日銀当座預金351.6兆円

 ちなみに「異次元」量的緩和が始まる直前はどうだったかと言うと…

■日銀の総資産164.3兆円の内訳(2013年3月末時点)
【資産】国債125.3兆円(うち短期国債34.0兆円)
    貸付金25.4兆円
    ETF1.5兆円
【負債】日銀券83.3兆円
    日銀当座預金58.1兆円

 つまり「異次元」量的緩和を開始してからの4年2カ月の間に日銀の資産は、総資産が3.0倍、国債残高が3.4倍(短期国債を除いた長期国債だけだと4.2倍)、日銀当座預金が6.0倍になっているのに対して、経済活動を反映する日銀券は1.2倍で増加額では16.2兆円しかありません。

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