JAL日本航空(9201)の株価は業績と比べて 変動が小さく配当や優待も魅力的で高評価。 株主資本還元の考え方を採用する先駆企業!

何故ならば、JALはかつて破綻した企業です。航空事業は競争の厳しい事業ですし、天候や季節に左右される事業です。あるいは原油価格や為替が燃料費に大きく影響します。そんな変動の大きな事業を営みつつ、どうしてTOPIX並みの低い株価ボラティリティを実現できたのでしょうか。今回は、その秘訣に迫りたいと思います。

経営破綻後、稲盛マジックで再生 かつて、JALは放漫経営から2010年に経営破綻をしてしまいます。山崎豊子の代表作のひとつ『沈まぬ太陽』に、あの痛ましい御巣鷹山の墜落事故の前後の会社の様子が生々しい「フィクション」の形で丁寧に描かれています。一言でいえば、無責任体制、悪い意味で官僚的な組織の会社でした。経営陣や政治家の私物と化してしまった。それがかつてのJALでした。

 その後、無私の経営者である稲盛和夫氏が無報酬を条件にJALの再建に取り組みました。2013年に再上場しますが、まさに稲盛マジックと呼ぶしかない手法で再生を果たしたのでした。その秘訣は、社員のモチベーションの向上でした。

 破綻までのJALはとても官僚的な組織でした。上からの命令を下が実行する形式的な組織でした。稲盛さんたち新経営陣は、その企業カルチャーと人心を一新したのです。一人一人の社員の誇りと使命感という無形の財産を大切にすることからスタートしたのです。

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