JAL日本航空(9201)の株価は業績と比べて 変動が小さく配当や優待も魅力的で高評価。 株主資本還元の考え方を採用する先駆企業!



大幅な人員削減とコストカットによる利益率の向上 もちろん、きれいごとだけではなかったのです。破綻したのですから、多くの社員、株主、債務者が泣きました。当時のグループ人員1/3にのぼる人員整理も断行しました。JALは多くの元社員や株主や債権者の多大な犠牲の上に事業再生を果たしたのです。

 再生案により、大幅な人件費の削減を達成し、有形固定資産の評価減による減価償却費の大幅な削減をしたからこそ、短期の間に高い利益率が出せるようになった側面もあるのです。JALの破綻前の営業利益率はゼロ近辺でした。再上場後は15%程度でした。固定費がそれだけ下がったのです。しかし、飛行機の簿価が大きく切り下がりましたが、古くなった機種を新機種に入れ替えていけば簿価は上がり、費用構造は徐々に元に戻ります。それが近年のJALの利益率の低下傾向の要因です(再上場直後からみれば減価償却費は400億円弱悪化しています)。

株主還元のユニークさが株価ボラティリティが低い要因 JALの意外に低いボラティリティの要因は主に6つあります。

1)株主還元の手法、「株主資本還元率」がとてもユニーク
2)事業構造の改善
3)ビジネスモデルの安定
4)優待利回り
5)ビジネス環境のよさ
6)バランスシートの改善

 資本コストの低減は、経営者の経営課題の中でも最も重要な課題のひとつです。

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