JAL日本航空(9201)の株価は業績と比べて 変動が小さく配当や優待も魅力的で高評価。 株主資本還元の考え方を採用する先駆企業!

資本コストが低ければ、それだけ株価も高くなるからです。

1)株主還元の手法がとてもユニーク-上場企業の経営者は資本コスト低減のために積極導入を!

 株価のボラティリティが低い理由の一つは株主還元のあり方です。株主資本総還元率とは自社株買いと配当支払いの総額の株主資本に対する比率のことですが、これをJALでは概ね3%にするという方針です。この手法は資本コストを下げるための大変優れた手法です。ブレやすい期間利益を基準とせず、ブレにくい株主資本を基準とします。結果として、配当が安定するのです。

 株主資本の額は期間利益ほどは動きません。総還元率が3%であれば現状の配当が大きく下振れするリスクは小さいのです。これが単に配当性向だけの指針では、利益のブレによって配当が大きく変化してしまう可能性があります。減配になる企業の資本コストはそうではない企業のそれに比べて高いはずですから、私はJALの株主資本をベースにした還元手法を高く評価します。多くの他の日本企業にも取り入れてほしい考えです。

 日本企業でこの株主資本還元率を採用している企業はまだ少数派ですが、明確に株価のボラティリティを下げる役割があるでしょう。

 破綻前のJALの株価のボラティリティは30%程度でしたが、再上場後の株価のボラティリティは劇的に低下し、5年平均で20%程度です。

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