ツムラ(4540)の株価は直近は低迷も 中国市場への拡大と配当利回り2%台は 買い判断も

ツムラ(4540)の株価は直近は低迷も 中国市場への拡大と配当利回り2%台は 買い判断も

ツムラ(4540)の株価は直近は低迷も 中国市場への拡大と配当利回り2%台は 買い判断もの画像

漢方薬のトップメーカーとして成長余地大 ツムラは漢方薬のトップメーカーです。1980年から株価は5倍になりました。株価が低迷した2001年の底値からは10倍になっています。薬の使用量は高齢化社会の到来で増えており、売上は一桁成長ですが増収基調をキープしています。ただし、漢方薬の原材料となる中国産の生薬の輸入コストが上昇基調のため、営業利益は10年間200億円の壁を越えられないでいます。売上は伸びているものの、利益率はこの数年、マイルドな悪化傾向が見られます。

 製薬市場の中で、漢方薬の占める割合は非常に低いものがあります。隣国中国では1/3が漢方薬です。しかし日本では10兆円の製薬市場で漢方薬はわずか1500億円(全体の1.5%程度)にすぎません。日本では漢方薬を処方できる技術を有する医者が少数であることが要因のひとつです。薬で「儲ける」開業医のビジネスにおいて、漢方のような単価が低い薬はビジネスに甘みがないことも普及が低い理由かもしれません。

 高齢化の進む日本において医療費が膨張すれば国家財政を大きく圧迫してしまいます。そこで、薬価の改定が頻繁となり、製薬会社の日本事業の先行きを暗くしています。大手製薬会社は日本での製薬を諦め、国外での事業を育てようとしています。

 政府としては、ジェネリック(後発医薬品)比率を大きくする方針を掲げていますが、ジェネリックについても薬価改定の対象であり、製品価格の下げ圧力は業界全体の収益の圧迫要因となっています。

1 2 3 次へ

関連記事(外部サイト)