「団塊ジュニア世代の貧困は救いようがない」との指摘 人の生き死にに関わる問題とも

「団塊ジュニア世代の貧困は救いようがない」との指摘 人の生き死にに関わる問題とも

記事まとめ

  • 団塊ジュニア世代の男性の貧困が悲惨だと、貧困現場を取材するジャーナリストは言う
  • 「中年のひきこもり」問題に通じるといい、人の生き死にに関わる問題になってくるそう
  • 国の統計では40〜64歳のひきこもりは約61万人だが、実際には500万人くらいいるとも

団塊ジュニア世代の男性の貧困問題は 女性の貧困よりももっと悲惨になる

団塊ジュニア世代の男性の貧困問題は 女性の貧困よりももっと悲惨になる

左:橘玲氏、右:中村淳彦氏

書籍『幸福の「資本」論』で幸福を具体的に定義づけた橘玲氏が幸福から一番遠く、避けなければならないと指摘している「貧困」。ジャーナリストとして貧困の現場を身をもって取材し、書籍『東京貧困女子。』『日本の貧困女子』などを著している中村淳彦氏。風俗嬢さえもデフレ化により、ワーキングプアとなった現代。それよりも悲惨なのが団塊ジュニア世代の男性の貧困だという。


【参考記事】
風俗嬢さえもワーキングプアとなった現代日本の「貧困」事情とは?

団塊ジュニア世代の貧困は救いようがない中村淳彦(以下、中村) 団塊ジュニア世代の男性の貧困問題は、恐らく人の生き死にに関わる問題になってくるでしょう。

橘玲(以下、橘) それは「中年のひきこもり」問題に通じるところがありますね。就職氷河期で就職に失敗してフリーターになった人がかなりいました。フリーターでも20代ならやっていけるけれど、30代を超えると居場所がなくなってくる。周囲も「なんでこの年でアルバイトなんてやっているの?」みたいな目で見るようになってきて。そうするとだんだん仕事に行きづらくなって、最終的には生活が立ち行かなくなって実家に戻る。そういうケースが増えています。

中村 国の統計(内閣府統計、2018年2月実施)では40〜64歳のひきこもりは約61万人、実際には500万人くらいいるんじゃないかという話になっています。

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