麻薬的魅力の不思議ドラマ〜 「笑×演」

ギャラクシー賞月間賞:
「笑×演」

4月5、12、19、26日放送
26:11〜26:36
テレビ朝日

 笑うことは理屈抜きに楽しい。だが笑わせる側はどんなことを考えて笑いをつくっているのだろうか? それをドキュメンタリーではなく、バラエティ番組のなかで見せることはできるのだろうか? そんな難問に見事に答えてみせたのが、この「笑×演」である。これまで2回特番として放送され、この4月からレギュラー放送になった。お笑い芸人が書いた漫才やコントのネタを役者が演じるというごくシンプルな内容。しかしそのなかに、笑いというものの奥深さを感じさせる場面が次々と登場する。

 その点、ネタ作り、顔合わせ、稽古といった裏側をじっくり見せる構成と演出がとても効果的だ。例えば、コント台本を読んだ光宗薫が「ツッコミは基本的にあまり間を取らないほうが良いですか?」と質問すると、ネタを書いたライスが「ウケてる間は待っちゃっていい」と答えて光宗が「ちょっと難しい」ともらす場面や、バイきんぐ・小峠英二が「本当良いんですけど、お笑いの言い方というか間じゃない」と相手の役者に注文を出す場面からは、同じ台本を演じる仕事であっても、お笑い芸人にはお笑い芸人の、役者には役者の演じ方があってそれぞれ違うのだということがごく自然に伝わってくる。

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