「続きはネットで」は連ドラにも通用するのか?「愛してたって、秘密はある。」(最終回)(日本テレビ 9月17日)

文=桧山珠美

 例えば、カープ優勝! 今、まさに胴上げというとき、「続きはHuluで!」となったら、カープファンは血相を変えて怒り狂うことだろう。例えば「水戸黄門」で、「この印籠が目に入らぬか!」と印籠を出したところで、「続きはHuluで!」となったら、お年寄りはお口ポカンで卒倒してしまうに違いない。そんなことを、しれーっとやってくれちゃったのが、「愛してたって、秘密はある。」の最終回だ。

 中学3年の夏、母親をDVから守るため、父を撲殺した過去をもつ主人公が、過去の犯罪を知る何者かに脅され、追いつめられていくストーリー。宅配便で凶器が送りつけられてきたり、遺体を埋めていた庭を掘り起こされたりと、いったい誰がそんなことを……。犯人は誰? なんの目的?と、毎回謎をまき散らして、ちゃんと回収できるの?と、こちらが心配になるようなドラマだった。主演は福士蒼汰。

 で、最終回。犯人は福士演じる“黎”で、解離性同一性障害だったというオチ。すべてはもう1人の人格“朔”がやったことって……。最終回まで引っ張るだけ引っ張って、多重人格オチとは、あまりにも芸がなさすぎるではないか。

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