倉本聰と俳優陣の底力に喝采!〜帯ドラマ劇場 「やすらぎの郷」

ギャラクシー賞月間賞:帯ドラマ劇場
「やすらぎの郷」

4月3日〜9月29日放送
12:30〜12:50
テレビ朝日

 長くテレビの世界で遊んできた人たちが、最後まで遊び倒していった。そんな楽しさと軽やかさに満ちたドラマだった。

 テレビ業界での仕事を全うした人たちが集う老人ホーム「やすらぎの郷」。それはそのまま往年の名優たちがずらりと顔を揃えたドラマ「やすらぎの郷」とも重なる。そんな二重写しの物語のなかで、最後まで井深涼子として元気に生きていた野際陽子や、兵ちゃんならぬ栄ちゃん(石坂浩二)が浅丘ルリ子と加賀まりこに挟まれて右往左往する姿など、虚実ないまぜの楽しさ。そして「老い」や「死」など重いテーマも、最後は「とっぴんぱらりのぷぅ」と吹き飛ばす軽やかさ。新たな枠作りのアイデアから執筆までを手がけた倉本聰と、その企画に賛同して集まった俳優陣の底力を見せつけられた気がする。

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